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乗馬・ラクダルートを含むツアーにご参加のお客様へ

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【安全ガイド】快適で安全な旅のために(出発前に必ずお読みください)

【重要】海外旅行保険に関する事前確認

ラクダや乗馬などのアクティビティは、多くの一般的な海外旅行保険において「危険なスポーツ・アクティビティ」とみなされ、補償対象外(特約が必要)となるケースがあります。万が一のケガや救助費用(Rescue & Medical Insurance)をカバーできるよう、出発前に必ずご自身の保険プランの適用範囲をご確認いただくか、対応するプランへの加入をお願いいたします。

ケース1: ラクダや馬が言うことを聞かない

状況: ベースキャンプから登山口への移動中、ラクダが突然立ち止まったり、馬が暴れて荷物を落とした。経験不足の旅行者が制御できず、時間を大幅にロスした。

注意点と対策:

  • ガイドの同行: ラクダや馬を扱う経験豊富な現地ガイドや馬番(馬を管理する人)を必ず雇う。自分で操るのは難しい。
  • 事前練習: 乗馬経験が少ない場合、出発前に簡単な乗り方や指示の出し方を教えてもらう。
  • 動物との距離: ラクダや馬に慣れていない場合、急に近づかず、ガイドの指示に従う。

ケース2: ラクダや馬による怪我と接し方

状況: 馬から落ちて足を捻挫したり、ラクダが唸り声を上げて威嚇し、驚いた旅行者が転倒して擦り傷を負った。また、写真撮影の際などに背後から近づき、キックされる危険性。

注意点と対策:

  • 馬の背後への接近禁止と「左側」からのアプローチ: 馬は視界に入らない真後ろ(背後)に人が近づくと、身を守るために非常に強い力で蹴る習性があります。また、モンゴル馬は古くから「必ず左側から近づき、左側から乗り降りする」ように調教されています。右側から人が近づいたり乗り降りしようとすると、馬が驚いて予期せぬ行動をとる(暴れる)可能性が高く非常に危険です。不意に馬の背後に近づかないよう常に意識し、馬から十分に離れてからリラックスするようにしてください。
  • 独自の感情を持つ生き物: 馬はバイクのような機械ではなく、独自の感情と自己防衛本能を持った生き物であることを忘れないでください。
  • 安全装備と姿勢: 乗馬用のヘルメットや膝・肘のプロテクターを着用。乗る際は姿勢を安定させ、急に大きな動きをしない。ラクダが座る・立つ瞬間は特に揺れが強いのでしっかり掴まる。
  • 応急処置: 消毒液、包帯などのファーストエイドキットを携行。

ケース3: 乗馬中のトラブル(鞍のズレ・腹帯の緩み)と荷物の破損

状況: 移動中に腹帯が緩んで鞍がズレたり、ラクダに積んだ荷物が緩んで落下し、食料や装備が壊れた。また、馬が逃げて荷物ごと見失ったケース。

注意点と対策:

  • 鞍の位置確認と腹帯(はらおび)の緩みへの対処: 乗馬を開始する前に、鞍が馬の首や背中のどの位置に正しく設置されているかを必ず目で見て記憶してください。移動中に腹帯(鞍を固定する紐)が緩むと、鞍が前方にズレて馬の首に食い込んだり、最悪の場合は鞍ごと横に回転して落馬するリスクがあります。
  • 異常時の対応: もし移動中に鞍の位置がズレたと感じたら、決して慌てて自分で勝手に降りようとしたり乗ろうとしたりせず、すぐに現地ガイドや通訳に大声で知らせてください。また、落馬時に足がアブミ(足掛け)に引っかかったり、ブーツが抜けなくなったりすると、引きずられて大ケガを負う危険性が高まります。まずはガイドの指示を待ち、安全に処置を行ってください。
  • 荷物の固定と貴重品: 荷物を積む際はガイドにしっかり固定してもらい、移動中に緩んでいないか定期的に確認。パスポートやカメラなどの貴重品は自分で持ち、動物に預けない。
  • 予備の準備: 万が一荷物を失っても対応できるよう、ベースキャンプに予備の食料や装備を残しておく。

ケース4: ラクダや馬の疲労・病気

  • 状況: 長距離移動でラクダや馬が疲弊し、途中で動けなくなった。予定通りにベースキャンプに着けず、スケジュールが狂った。
  • 注意点と対策:
  • 動物の状態確認: 出発前にラクダや馬の健康状態をガイドに確認。過剰な荷物を避け、適度な休憩を取る。
  • 移動距離の計画: 一日に移動する距離を現実的に設定(馬で20〜30km、ラクダで15〜25km程度が目安)。
  • 代替手段: 動物が使えなくなった場合のバックアップ(予備の馬や車両)をツアー会社に相談。

ケース5: 環境への適応不足

  • 状況: ラクダに乗った旅行者が砂漠や岩場での揺れに慣れず、乗り物酔いや腰痛を訴えた。また、馬の臭いやラクダの唾吐きに驚いてパニックに。
  • 注意点と対策:
  • 体調管理: 長時間乗る前に短時間の試乗で慣れる。酔い止め薬や腰を支えるクッションを用意。
  • ラクダの習性理解: ラクダは唾を吐くことがあり、臭いも強いので、風下に立たないよう注意。ガイドから事前に説明を受ける。
  • 服装: 埃や動物の毛から身を守るため、長袖・長ズボン、マスクやサングラスを着用。

総合的な注意点と準備

ガイドへの依存: ラクダや馬の扱いは現地の人に任せ、無理に自分でコントロールしようとしない。モンゴルの遊牧民は動物との付き合い方を熟知しています。

  • 装備の軽量化: 動物に負担をかけないよう、荷物は必要最低限に。重い装備はベースキャンプに置く。
  • 天候との連携: 強風や雨でラクダや馬の移動が難しくなる場合があるので、天気予報を基にスケジュールを調整。
  • ツアー会社との確認: ラクダや馬を使う場合、ツアー会社に動物の数や状態、トラブル時の対応(代替動物や救助)を事前に確認。

結論

ラクダや馬を使った移動は、アルタイ・タワン・ボグドやゴビ砂漠のような僻地で非常に便利で素晴らしい体験ですが、動物の扱い、怪我、荷物管理、環境適応に注意が必要です。現地ガイドの同行、正しいルール(左側からの接近など)の遵守、そして事前の正しい準備(旅行保険の確認など)がトラブルを最小限に抑える鍵です。